♪ 今月の花だより

東京都薬用植物園内のみどころ情報をお知らせします。
冬とはいえ陽だまりは暖かく、資料館前でキダチアロエが開花し始めました。園内ではロウバイやソシンロウバイが芳香を漂わせ、温室では夜に芳香を放つヤコウボクが咲き始めました。
冬の一日を薬用植物園でゆっくり過ごしてください。
                                               平成22年1月22日現在
温室・有用樹木区・ロックガーデン他
キダチアロエ(ユリ科)
事務室前で咲き始めました。
アロエ属は、南アフリカを中心に地中海沿岸、マダガスカル、カナリア諸島と広く分布しています。キダチアロエと呼ばれるアロエ・アルボレスケンスは、南アフリカ原産で高さ1〜2mになります。
ヤコウボク(ナス科)
ヤコウカ(夜香花)とも呼ばれます。その名のとおり、夜に花が芳香を放ちます。
温室内で咲き始めました。西インド諸島原産の常緑低木で、葉腋から伸びる円錐状の花序に、長さ約2cmの花を多数つけます。
トウサイカチ(マメ科)
外国植物区に植栽しています。
葉を落とす冬には、大きな棘が目立ちます。棘の部分や未熟果実を薬用に用います。棘はソウカクシと呼ばれ、抗炎症などに、果実はソウキョウと呼ばれ、去痰や利尿などの目的で漢方処方に配剤されます。
ロウバイ(ロウバイ科)
有用樹木区ほかで咲いています。
中国原産で、江戸時代初期に渡来しました。すがすがしい香りがあり、正月花に用いられます。

ナギイカダ(ユリ科)
有用樹木区で咲きはじめました。
明治時代にヨーロッパから渡来した雌雄異株の常緑低木。偽葉がマキ科のナギの葉に似ていることから、この和名がつけられました。変形して葉のような形になった枝の上に、小さな花をつけます。

ソシンロウバイ(ロウバイ科)
有用樹木区で咲いています。
中国原産。ロウバイよりも花が大きく、内側の花被片が黄色です。
パフィオペディラム・チャンバーレイニアナム(ラン科)
温室で咲いています。
スマトラ島の標高700〜2000mに自生する地生または着生種で、花は個体による変異があります。
シンビジウム「プリンセスマサコ(ラン科)
温室で咲いています。
皇太子妃雅子様のご成婚を祝して命名された品種です。

カカオ(アオギリ科)
温室に植栽しています。
種子に含まれる油脂(ココア・バター)はちょうど人間の体温ほどの温度で溶けるため、食用だけでなく座薬などの基剤として用いられます。油を搾った滓(かす)がココアで、チョコレートはココアに香料や甘味料、ココア・バターなどを混ぜてつくられます。

タコノキ(タコノキ科)
温室に植栽しています。
小笠原諸島の特産種。高さ10mほどになる高木状の植物で、葉は先端部分に群がり、長さ1m以上になります。


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