「放射線被ばくの予防や治療」効果を標ぼうする健康食品に注意!

都内の消費生活センターに、「放射線被ばくの予防や治療」を標榜した健康食品に関する都民からの問合せが寄せられています。医療現場では、放射性ヨウ素が大量に体の中に入った場合の健康への影響を低減するために、内服薬である「安定ヨウ素剤」を医師が処方することがあります(「安定ヨウ素剤」については下記「関連情報」を参照してください。)。しかし、ヨウ素を含んだ健康食品には、薬のような効果は認められていません。このため、例えば「体内に入った放射性物質をすぐに排出させる」、「放射線被ばくに対する身体の抵抗力を高める」などの広告・表示をすることは、医薬品医療機器等法、健康増進法、景品表示法等に違反する可能性があります。

問題となる広告・表示とは

  •  食品に医薬品のような効能効果があると標ぼうする広告・表示(医薬品医療機器等法)
  •  健康保持増進効果等についての虚偽・誇大な広告・表示(健康増進法)
  •  客観的な根拠がないにもかかわらず効能・効果について著しく優良であると誤認させる広告・表示(景品表示法)

原発事故に便乗し、医薬品でないにもかかわらず、放射線被ばくの予防や治療を標ぼうする健康食品には、ご注意ください。

  • 関連情報

「安定ヨウ素剤の配布・服用に当たって」(原子力規制委員会のホームページ)

 

問合せ先:東京都健康安全研究センター企画調整部健康危機管理情報課食品医薬品情報担当
電話:03-3363-3472
FAX:03-5386-7427

メールアドレス:S1153803<at>section.metro.tokyo.jp
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