健康食品の原材料として使用された成分(2,4-ジニトロフェノール(DNP))の取り扱いについて(続報)

(掲載日:平成27年8月4日)

健康食品の原材料として使用された成分(2,4-ジニトロフェノール(DNP))については、平成25年10月31日に厚生労働省より情報提供しています。今般、ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)が、2,4-ジニトロフェノール(DNP)を含有する栄養補助食品(サプリメント等)の摂取により深刻な中毒が懸念され、死亡する場合があるとして注意喚起をしています。当該情報によると、英国の保健当局より、DNPを含む製品について、欧州連合(EU)の食品・飼料早期警告システム(RASFF)を通して警告があった旨報告があり、ドイツにおいてもインターネット経由で入手可能の場合があるとされています。DNPは工業用化学物質であり、フードサプリメントや、痩身(いわゆる脂肪燃焼)を意図した製品への使用は認められていません。医学論文によれば、経口致死量は1~3グラムであり、DNPは体内に蓄積すると考えられることから、これよりも低用量でも、生命に関わる深刻な影響がもたらされる可能性があります。最近では、DNPが不正に添加された製品による複数の死亡事例が複数の国で報告されている旨(以下URL参照)の情報が報告されています。

                                          問合せ先:東京都健康安全研究センター企画調整部健康危機管理情報課食品医薬品情報担当
電話:03-3363-3472
FAX:03-5386-7427

メールアドレス:S1153803<at>section.metro.tokyo.jp

※<at>を@に置き換えてメールをお送りください。

東京都環境放射線測定サイト 東京都感染症情報センター 東京都健康安全研究センターサイト
(このホームページの問い合わせ先)
tmiph<at>section.metro.tokyo.jp
※<at>を@に置き換えてご利用ください。
また、個別にお答えしかねる場合も
ありますので、ご了承ください。
東京都健康安全研究センター 〒169-0073 東京都新宿区百人町三丁目24番1号 電話:03-3363-3231
Copyright (C) 2011~ Tokyo Metropolitan Institute of Public Health. All Rights Reserved.