開封しないまま、通常の環境で3年以上品質が保持される化粧品には、使用期限を表示しなくてもよいことになっています。一般的には、この条件を満たす製品が多いので、使用期限が表示されていないものがほとんどのようです。
化粧品は肌に直接使うものなので、どのような成分でも配合してよいというわけではありません。化粧品には、「配合することができない成分」と「配合する場合には、化粧品の種類によって配合量に上限等のある成分」が定められています。また、保健衛生上の危険を生じるおそれがある物であってはなりません。
一般的な配合目的は、書籍等で調べることが可能です。ただ、同じ成分でも、製品の種類によって配合の目的が異なることがあります。疑問に思うことについては、化粧品に表示されている会社(製造販売元)に確認するのがよいでしょう。
一概には言えませんが、個人輸入で入手すると、日本の小売店で買うより安価なことがあるようです。ただし、個人輸入は、「個人の責任」で取引をすることになるため、皮膚トラブルや金銭トラブルがあっても、日本の法律に基づく補償などは受けられません。
また、同じ販売名であっても、原産国の製造業者が輸出先によって配合内容をかえている場合があります。物によっては、日本では使用できない成分が入っていることなどもあります。デメリットも認識してください。
必ずしも、日本の代理店が輸入しているものと同じ配合内容とは限りません。個人輸入品と同じように考えてください。
通常の環境で使用していて変質してしまった場合には、製造販売元に相談することをお勧めします。
また、湿疹やかぶれ等の症状があるときは、まず使用を中止してください。症状がひどいときは、医療機関への受診をお勧めします。
特に定義はなく、提供者の判断で使われている言葉です。一般的には、動植物などの天然物由来成分を原材料の中心とするものをさしているようですが、「自然化粧品」とうたっていても、化粧品の品質保持のための成分を添加しているものもあります。
また、天然成分由来の成分であっても、すべての人に刺激がないわけではありません。法的に、「安全性が高い」として位置づけられているわけではないので、他の製品と同じように表示されている成分に気をつけてお選びください。
東京都健康安全研究センター企画調整部健康危機管理情報課食品医薬品情報担当
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