お風呂で感染するレジオネラ症にご用心



お風呂で感染するレジオネラ症にご用心

レジオネラ属菌が私たちの身の回りに入り込むのを防ぐことは困難です。そこで、レジオネラ属菌の感染を防ぐためには、浴槽などの日頃の管理をしっかり行ってレジオネラ属菌を繁殖させないこと、そして、レジオネラ属菌を吸い込むような状態になるのをなるべく避けることが大切です。

レジオネラ属菌感染防止の三原則

その1 住み着かせない
浴槽や配管、ろ過器などをよく洗浄・消毒して生物膜を取り除き、レジオネラ属菌を住み着かせないようにする。

その2 増やさない
浴槽水を定期的に交換し、また消毒してレジオネラ属菌の栄養源を除去したり、レジオネラ属菌を死滅させるようにする。

その3 吸い込まない(吸い込ませない)
循環式浴槽のお湯をシャワーや打たせ湯、気泡浴などエアロゾルができやすい用途に使わない、またはそうした設備に近寄らないようにする。

 なお、一般家庭のお風呂については公衆浴場などとは異なり、条例などの規制の対象ではありません。しかし、各家庭で循環式浴槽をお使いの場合は、製品の取扱説明書に従って管理していただく必要があります。 もしも不安な場合は、お近くの保健所に相談してみましょう。


循環式浴槽と同じく、温かい水が循環するビルの空調用冷却塔水や循環式給湯水もレジオネラ属菌に汚染されやすく、感染事例も起きています(表3)。

写真2 空調用冷却塔の例

表3 入浴施設以外の原因によるレジオネラ症発生事例
(東京都パンフレット及び文献資料による)

空調用冷却塔では、定期的な清掃と換水、殺菌処理によってレジオネラ属菌の繁殖を防ぎ、また、エアロゾルの飛散しにくい構造としたり、エアロゾルが近くの窓から室内に流れ込まない位置に設置するなどの注意が必要です。 循環式給湯設備は貯湯槽温度を60℃以上、給湯栓でも55℃以上に保ち、お湯の滞留を防ぎ、定期的に配管内を洗浄しましょう。 なお、家庭用の瞬間湯沸かし器では、レジオネラ属菌が繁殖する心配はありません。



心身の疲れをいやしてくれるお風呂には、安心して、気持ちよく入りたいものです。健康安全研究センターは、今後とも入浴施設や温泉の浴槽水をはじめ、給湯水、空調用冷却塔水、その他の生活環境水などの調査を行い、レジオネラ属菌による汚染実態の解明や感染防止に向けた調査・研究を進めていきます。



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レジオネラ属菌の感染を防ぐために
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おわりに

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